競馬には「WIN5」という馬券の種類があります。単勝やワイド、3連複や3連単とは異なり5つのレースで予想する必要があり、インターネットからの購入のみとなっています。
どういうものかと言うとJRAが選んだ5つのレース全ての1着を当てるというものです。的中する確率はかなり低いですが、その代わり当たれば数百万になることも珍しくありません。
しかし、3連単ですら難しいのに5つのレース全ての1着を当てるというのは至難の業です。素人ではなかなか的中させることはできないですが、競馬ファンなら一度は当ててみたい馬券だと思います。
そこでこの記事ではWIN5の予想をする時ポイントを5つ紹介していきたいと思います。購入する時の参考にしてみてください。
WIN5ってどんな馬券!?
冒頭でも説明しましたがWIN5とはJRAが選んだ5つのレースの全ての1着を当てるという馬券になります。主に開催される各会場のメインレースを含んでおり、重賞があるなら必ず対象となります。また土曜日の販売はなく日曜日のレースだけが対象となります。
またインターネットでの購入が必須になり、レース会場やウィンズなどでは購入することはできません。普通の馬券と同じように100円から購入することができますが、馬を選びすぎると簡単に大量の点数になります。
購入は土曜日の19時30分からになり、締め切りは最初の対象レースが始まる5分前となっています。そのため後のレースはパドックなどは見ることができないので注意が必要になります。
過去のWIN5の結果
WIN5は的中の確率は高くないため高配当に期待できますが、人気馬で決着をすると当たっても数万円の時もあります。2019年のだけを見ると最低の払い戻しは1/5で「2万1040円」でした。1番人気⇒1番人気⇒1番人気⇒3番人気⇒1番人気の決着となっていますが、ここまでガチガチなのもかなり珍しいですね。数十万円の払い戻しになることは当たり前のようにあり、数百万円を超えることもあります。
また2019年には競馬史上最高額の払い戻しもありました。2/24に開催されたWIN5でなんとその払い戻しは「4億7180万9030円」でした。2番人気⇒15番人気⇒12番人気⇒11番人気⇒5番人気と予想することはとても難しいですが、競馬ファンに夢を与えるには十分な金額となっています。
さらに億を超える配当は6/30にもあり、一攫千金を狙って購入をする人も増加しています。
馬券の歴史
実はWIN5は今競馬で導入されている馬券の買い方としては最新で、ドンドンギャンブル性が高くなっているのが特徴です。元は単勝や複勝のみで行われてい増したがその歴史を少し振り返ってみましょう。
- 1991年:「馬連」導入
- 1999年:「ワイド」導入
- 2002年:「馬単」導入
- 2002年:「3連複」導入
- 2004年:「3連単」導入
- 2011年:「WIN5」導入
となっています。今では当たり前のように毎日万馬券が誕生していますが、昔は簡単なことではありませんでした。少しずつ的中が難しい代わりに配当が大きくなるような馬券が追加されていっています。
それに伴い競馬人口も増加しており、今後もWIN5を超えるような夢がある方式が導入されるかもしれませんね。
WIN5を予想する時の5つのポイント
では本題のWIN5を予想する時のポイントについて解説していきたいと思います。億を超える払い戻しがあるだけに的中することは容易ではありません。また最近注目度が高まっていることもあり、人気馬で決着すると3連単の方が高いのでは?という払い戻しもあります。予想をし購入をする時に注意しないと、軍資金が一気になくなるので注意するようにしましょう。
ポイントその1:点数を抑える
3連単でもフォーメーションで購入する時は軸馬を1頭増やすだけで一気に点数は増えますが、WIN5はそれ以上に簡単に点数が増加してしまいます。ネット上では簡単にシミュレーションしてくれるアプリなどもあり、購入する時には是非利用するようにしましょう。
ちなみに全レース1頭だけ選べば点数は1点ですが、2頭ずつ選ぶと32点になります。3頭ずつにするだけで一気に増加し243点、4頭ずつだと1024点で10万円を超える購入が必要になってしまいます。
上記でも説明したように人気馬で決着すると数万円の払い戻しとなるため、点数を増やし過ぎるとトリガミになる可能性もあります。さらに点数が増えると外れた時のダメージもかなり大きいですよね?
毎週末に10万円を超える馬券の購入は簡単ではありません。そのため予想をする時はできるだけ購入する競走馬を絞る必要があります。
対象のレース毎にしっかりと予想を組み立てて、1着に来る馬をピンポイントで当てる必要があります。
ポイントその2:自信のあるレースは1点勝負!
すぐに点数が増えてしまうことは分かっていただけたと思います。そのため時には1点で勝負することも必要になります。5レース全てで4頭を選ぶと1024点になると説明しましたが、1レースだけ1頭にすると一気に256点まで減ります。
選ぶ馬の数を増やせば一気に点数が増えますが、逆に少しでも減らすことができれば一気に点数を減らすこともできるのです。
予想するレースには実力が抜けている競走馬が出走する固そうなレースや、主役が不在で荒れそうなレースとあると思います。そのレースに合わせて点数を変動させることが必要になります。例を挙げてシミュレーションしてみたいと思います。
- 5頭 そこまで自信がないレース
- 1頭 ガチガチで自信があるレース
- 3頭 自信が少しあるレース
- 1頭 ガチガチで自信があるレース
- 7頭 荒れそうで不安なレース
5-1-3-1-7で購入すると点数は105点なので、1万円くらいで勝負することが出来ます。そのレースの波乱度に合わせた予想の仕方が必要になり、時には1点や2点での勝負が要求されます。
毎週何万円も賭けれるなら問題はないですが、誰でも出来るわけではありません。普通のレースの予想もしたいと思うので、出来るだけ勝負レースは薄く張るようにしましょう。
ポイントその3:荒れるレースを見極めよう
やはりWIN5でロマンを追うならば荒れるレースを見極めて厚く購入する必要があります。どうせ当てるなら数百万円を超える的中を目指したいですよね?そのため対象となったレースを見てなるべく荒れそうなレースが対象になっている時に勝負出るようにしましょう。
過去の払い戻しを見れば荒れるか荒れないかの判断は付けやすいですし、出走する競走馬の実力をある程度知ることができれば判別することは可能です。
しかし注意が必要なのは荒れるということはそれだけ予想が難しくなります。また勝ちそうな競走馬も増えてしまうため、点数が一気に増えることも懸念されます。
自信がある勝負レースでは1点で、荒れそうなレースでは最悪全通り選ぶくらいの気持ちでも良いかもしれませんね。もし最終レースまで的中して、最後は全通り買っていればその時点で的中が確定しますし、安心してみることもできますね。
ポイントその4:WIN4をガチで予想する
ポイント3にも似ていますが、5レース予想することは大変なので、4レースだけ本気で予想し、点数を絞って最後は全通り買うという方法も悪くありません。まずは購入せずにWIN4で予想をして、的中することが増えてきたらその方法で購入すると失敗も少なく済むかもしれません。いきなり購入すると失敗することもあるので、試しに予想だけをやるのも良いですね。
もしWIN4を当てることができ、最後全通り買えば確実に的中となります。最後じゃなくても一番荒れそうなレースだけ全通りにして、他のレースを予想しても良いですね。なるべく波乱が起こりそうなレースを全通りにすることで的中率も高くなると思います。
ちなみに1-1-2-3-18だと108点なので、ここまで絞ることができれば購入もしやすいと思います。
ポイントその5:シミュレーションで当たらないならやめる
実際にWIN5を購入せずに予想だけで何レースか試してみて、的中が1,2レースだけというのが続くようなら向いていないのでWIN5はやめた方が良いかもしれませんね。
決して安くはないので投資もかさみますし、10点くらいで当てれるほど優しいものでもありません。高額な払い戻しに目がくらんで毎週挑戦している人はそのお金で通常の競馬のレース予想を楽しんだ方が良いかもしれないですね。
競馬の歴史での紹介しましたが元々は単勝や複勝しかないのが競馬でした。しかしそれが競馬の原点でもあるのです。どの馬がレースに勝つのかそれだけをシンプルに考えるのが大切だったのです。どうしてもWIN5で勝負をしたいと思うなら3連単やワイドではなく単勝1点勝負で練習をしても良いかもしれませんね。
とにかく試してダメだと思ったらきっぱりと身を引くのも大事だと思います。
まとめ
今回の記事ではWIN5の予想の仕方について記事で紹介させていただきました。どの馬を選ぶのかは人それぞれですが、勝負レースと荒れそうなレースを見極めて点数を減らすこと。WIN3、WIN4とお試しでやってみること。ダメだと思ったらきっぱりと止めることこのことが重要になると思います。
無理してWIN5を買い続けてもなかなか的中することはできません。4億円超える払い戻しの時のように2番人気⇒15番人気⇒12番人気⇒11番人気⇒5番人気で購入することは簡単ではありません。15番人気のレースで全通り購入していたとしても他のレースで12番人気を1点で選ぶことはほぼ不可能に近いと思います。
かといって人気どころで決まるとうま味もないのでレース選びは重要です。1着に来る馬を選ぶことと同じくらいレースを選ぶことにも力を入れるようにしましょう。