競馬予想に置いて指数を調べて参考にするというのは非常に重要なファクターの一つです。このカテゴリーでは競馬指数について紹介していきますが、
- そもそも指数って何なの?
- どうやって使えば良いの?
- おすすめの指数は?
指数とは簡単に説明すると『競走馬の強さを数字で表したもの』になりますが、しっかりと意味や使い方を知っていなければ最大限に活用する事は出来ません。認識や知識がなければ、良質な競馬指数を参考にした所で競馬予想の回収率改善にはなりません。
という訳でここからは競馬指数とは一体何で、どのように使えば効果的なのかという点について紹介していきます。まずは競馬指数についての知識を身につけておきましょう。
主な競馬指数は3種類
まず覚えておいてもらいたいのが、一口に競馬指数と言っても主な種類は全部で3つあるという点です。色々な競馬サイトや競馬新聞などで独自の指数を作っていますけども、基本的には以下で紹介する指数をベースにして作っているのが一般的です。
まずは指数の種類からチェックしていきましょう。
スピード指数
最も一般的で最も使われているのがスピード指数です。簡単に説明するとレースを走ったタイムを数値化したもので、一目で馬の速さを数値でチェックする事が出来るというものです。距離や会場や馬の調子などで多少の変化はあるので、スピード指数が高ければ勝つという訳ではありませんが、基本的な馬のスピードを計測する上では非常に重宝されるものです。
当然ですが速い馬のスピード指数は高い数値になっていきます。競馬予想の参考にする上で重要なファクターに、前走のタイム、上がり3ハロン、調教タイムなど、色々な馬のタイムを参考にする時があります。しかしそれら全てをどれ位のスピードなのかといちいち計算するのは面倒ですし大変ですよね。
そんな時に役立つのがスピード指数です。数値が高ければ速い、数値が低ければ遅いと一目で判断する事が出来ますし、走破タイムを比較する上では非常に重要なものになってきます。基本的には各サイトなどが行っている独自指数は、このスピード指数を基にしているケースが多いです。
ちなみにスピード指数は以下の計算方式で出されるのが一般的です。
スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
上がり指数
次に多いのが『上がり3ハロンに対する指数』です。上がり3ハロンとは何かというと…
競馬のレースにおいてはゴールまで3ハロンないし4ハロンの地点からペースアップすることが多いため、終盤3ハロンの走破タイムを上がり3ハロン、終盤4ハロンの走破タイムを上がり4ハロンと呼ぶ。 … 前者はその競走馬がレース終盤において示したパフォーマンスを、後者はレースそのものの内容を測る指標とされる。
つまり最後の直線でどれ位伸びたのかというのを表す数値となります。レースには巻けたけど上がり3ハロンはトップだった…なんて言葉を良く聞きませんか?上がり3ハロンや4ハロンが速い馬は能力の高い馬であるという証明です。
道中の位置取りがうまく言っていれば最後の直線では一番速かった訳ですから1着になれた可能性が高かったという事になりますよね。このように上がり3ハロンないし4ハロンのスピードを指数にしたのが上がり指数です。玄人好みの指数であると言えるかもしれませんね。
ペース指数
走るペースを指数にして数値化したものも一般的です。指数が低いとスローペースで高いとハイペースだという事になりますので、ペース指数と上がり指数を組み合わせて考えるのが一般的であると言われています。
他にはレース展開を考える上でペース指数を参考にする事が多く、スローペースの馬が多く出走していれば逃げ馬が有利になるなど、展開を考える上でペース指数を重要視するケースが多いので、利用する時は上がり指数と共に組み立てていくのが良いでしょう。
競馬指数の使い方
競走馬の強さを表した数値である指数ですが、初心者の方が勘違いしてしまうのは指数通りに購入してしまうというものです。競馬予想サイトなどでは指数が高い順で購入する事を推奨しているサイトもありますが、競馬指数はあくまで目安であると考えるのが良い使い方であると言えるでしょう。
指数を目安で使うべきと提言するのにはきちんとした理由があります。それは…
指数の高さと人気は比例する
これが一番の理由です。スピード指数も上がり指数も、強い馬であればどんどん数値は上昇していきますよね?それは当然です。強い馬は速いわけですから、当然数値はどんどん上がっていきます。
強い馬のオッズはどうなりますか?当然速い訳ですから、オッズも低くなります。つまり指数は人気に寄る指数になりがちという訳です。指数が高い馬を順番に購入していたら、ただ単純に強い馬だけを購入してしまっていた…なんて事が多くあるのがスピード指数の特徴で、それでは競馬で勝つ事は出来ません。
いいえ、もっと厳密に言うと、当てる事はできてもトリガミの危険性が高まりますので、回収率を上げる事はできないといった方が良いでしょうか。つまり、スピード指数に頼りすぎるのは競馬予想においてはあまり意味がないという訳です。なぜなら人気の高い馬を上から順番に予想しているだけですから、それではオッズを見て予想をするのと同じですよね?
最も効果的な指数の使い方は『穴馬を見つける』という使い方です。強い馬の指数が高いのは当然。そうではなく、オッズが低い馬の中から指数の高い馬、ペース指数や上がり指数の高い馬を見つけるというのが指数の効率的な使い方です。
実力があるのに人気は薄い競争馬は多く存在しています。そういった馬を見つける為に指数を活用するというのはとても重要な事です。穴馬を見つける為には指数は非常に効果的なものなので、そういった方法で利用していくのが良いでしょう。
おすすめ指数
スピード指数・上がり指数・ペース指数など色々なものがありますが、競馬サイトや新聞社などは独自の方法で独自の指数を計算して紹介しています。ここからは特にオススメしたい競馬指数を紹介していきます。
ウマニティのU指数
大人気競馬予想サイトであるウマニティのU指数は独自開発した高精度のスピード指数とした高い注目を集めています。競走馬の能力を数字で表したもので、当然ですが数値が高ければ強く、低ければ弱い馬という事になります。
オッズにとらわれずに純粋な実力馬を数値化してくれますので、上で紹介したスピード指数の高い馬が人気馬だらけという状態にはならないのがポイントです。ウマニティに登録する事で全てのレースでU指数を無料でチェックする事ができ、活用方法は無限大ですから、上手な活用方法を見つけて、指数を使っていきましょう。
サンスポZBAT!の穴馬指数
大手競馬新聞がタッグを組んで作られたサイトで使用されている穴馬指数は、穴馬を的中させることに特化した指数として有名です。3連複フォーメーションで高配当を狙い撃ちするというもので、関東競馬エイト編集部・坂本佳介がプロデュースする「順番に買えば当たる指数」をリニューアルしたものです。
【土曜東京11R・武蔵野S】
〈1列目〉穴馬
⑯92
⑦91
⑭90〈2列目〉
⑤94〈3列目〉
⑯92⑪93③90
⑦91①90⑩90
⑭90⑨90⑬87
数値が大きければ大きい程、穴馬としての素質を秘めている馬という事になり、初心者の方でも簡単に分かる単純な仕組みが好評を得ています。穴馬党の方は必見の指数であると言えるでしょう。
日刊のコンピ指数
大手競馬新聞日刊が公開しているコンピ指数も多くの競馬ファンをうならせている有名な指数です。馬の能力指数を単純明快な数値化にしたもので、最高得点は90で最低は40点となっています。数字が大きければ有利になります。
指数算出の為の素材は馬の過去の実績や血統など、日刊スポーツ新聞社の競馬データベースに登録されている膨大なデータを活用しています。追い切り時の調子など取材でしか分からない事も指数に反映していますので、日刊スポーツオリジナルの方法で算出された独特の数値なのがコンピ指数の最大の特徴です。
コンピ指数はコンピ推奨馬を軸に指数上位にきている馬を流していくという買い方が基本になります。指数50台の馬が活躍する傾向にある日や、反対に50台が全く活躍しない日など、その日によって異なる特徴が出る時があり、そういった傾向と対策を予めうっておくのも良いでしょう。指数1位よりも3位の馬が活躍しているなと感じた日は3位の馬を軸にするなど、使い方は多岐に渡ります。
いずれにせよ基本的にはコンピ指数が高い馬を軸にして購入しておくのが良いと思います。レース前日の午後7時公開という事で予想までの時間的余裕があるのが嬉しい所ですよね。傾向と対策を分析した後に、コンピ指数を参考にしながら最終的な調整を行っていくというのが一般的には良い使い方であると言えるでしょう。
まとめ
良く言われている競馬指数の種類や一般的な使い方について紹介してきましたが参考になりましたでしょうか。競馬指数は馬の強さを数値化してくれる事で競馬予想をよりクォリティの高いものにしてくれるというメリットがある一方、人気と比例するという弱点もありますので、使い方次第では面白くない予想ばかりになってしまったり回収率を上げる事ができなくなるなどの弊害がある事も否めません。
しかし最近各社が提供している指数は、スピード指数・上がり指数・ペース指数などを独自のデータと組み合わせて独自算出したオリジナリティ溢れる指数である場合が多いので、オッズに関わらず人気の低い馬でも指数が高い場合もあります。
指数を参考にする事で回収率を上げる事ができるオススメ指数を上記で紹介してきましたが、指数の使い方をしっかりとマスターし、仕組みを覚えておくと更に上手に活用する事が出来ます。皆さんも競馬指数の使い方や特徴を理解し、より効率的に競馬予想を行なっていきましょう!