昔は競馬新聞は紙面で発行されるのが普通で、数百円で購入し予想に役立てるのが普通でした。赤ペンなどで競走馬の特徴や入手したデータなどを書き込む人が多く、競馬場でも新聞片手に応援する姿は風物詩でした。
しかし、インターネットの普及によりwebで簡単に競馬新聞をチェックすることが可能になり、さらに無料で情報を提供しているサイトも増えたため紙面の新聞を購入する人は減少しています。
web競馬新聞を扱うサイトは需要に合わせてドンドン増加しており、普通の新聞では利用者は増えず+αが求められる時代になっています。
そこで今回は吉馬という中央も地方の両方の情報を無料で提供しているサイトについて紹介していきたいと思います。吉馬の魅力について解説していくので、どのサイトを使うのが良いのか分からずに悩んでいるという方は是非参考にしてみてください。
吉馬(中央・地方)ってどんなサイト?
吉馬とは中央競馬と地方競馬どちらも取り扱うweb競馬新聞サイトになります。全ての情報を無料で閲覧することが可能となっており、紙面で競馬新聞を見る時代にメスを入れた有名なサイトでもあります。
シンプルかつ濃い情報が掲載されている出馬表に加え、スピード指数履歴、スピード指数ランク、ファクター分析推奨、レース結果の5つの項目があることが特徴です。ただ新聞として利用するだけではなく、利用者の予想をサポートしてくれるコンテンツもあるため多くの競馬ファンに利用されています。
本誌の英断!ではおすすめの買い目も提供してくれており、競馬に詳しくなくても分かりやすく予想を展開できるサイトと言えると思います。
また中央競馬の全レース、地方競馬の全レースに対応しているため日本で開催される競馬の全てをこのサイトだけで完結し情報を得ることが出来ます。一度使うと利用者の立場を良く理解した内容と作りになっているため、他のサイトでは物足りなくなることもあります。
紙面の概要
サイトには多くの情報が掲載されており、予想に役立つ満足な内容となっています。掲載されている情報の概要はコチラ。
紙面は1レースにつき出馬表、スピード指数履歴、スピード指数ランク、ファクター分析推奨、結果の5紙面で構成されています。出馬表はレースの枠順、馬番、馬名などの基本情報のほかに(最大)過去5戦分の戦績が掲載されています。スピード指数の履歴紙面は(最大)過去5戦分のスピード指数、前半スピード指数、後半スピード指数が掲載されています。ランク紙面は前走ランクと過去走ランクから高ランク馬をピックアップする紙面です。ファクター分析推奨紙面はスピード指数の各指標評価と吉馬 中央競馬版独自の理論(ロジック)で買い目を推奨する紙面です。結果紙面ではレースの競走成績および配当金を掲載しています。結果紙面は全レース終了後更新されます。なお、紙面は枠順確定後に更新されます。予めご了承ください。
上記でも説明しましたが、出馬表以外にもスピード指数の履歴やランク、さらにその指数を利用したファクター分析まで無料で見ることが出来ます。各評価と吉馬独自の理論を元に導き出された買い目は見る価値がある内容です。
またレースの結果も更新されるため他のサイトをいちいち確認する必要もありません。紙面の新聞ではできないリアルタイムな情報にも随時対応しています。
吉馬の3つの魅力を紹介!
吉馬では中央競馬でも地方競馬でも取り扱っている情報について基本的に同じです。地方競馬でもスピード指数が表示されていますし、中央競馬でもファクター分析はあります。
そんな吉馬の魅力について解説していきたいと思います。普通の競馬新聞では利用者はなかなか増えていかないため、ほとんどのサイトでは出馬表以外のコンテンツにも力を入れています。そのコンテンツを見て自分に合うか合わないかで利用するかを決めるのが一番良い方法だと思います。吉馬の魅力を知ればきっと利用したくなると思うので最後までチェックしてみてください。
吉馬の魅力その1:シンプルかつ見やすい出馬表
様々なコンテンツを利用できるというのももちろん売りだとは思いますが、まずはweb競馬新聞としての使いやすさが重要だと思います。どれだけ無料だとしても掲載されている情報が少ないなら利用価値はグンと落ちてしまうと思います。
この吉馬ではシンプルで分かりやすい出馬表でストレスなく情報を入手することが出来ます。予想をする際に色々な情報を集めると思いますが、まずはこの出馬表がないと予想をスムーズに行うことが出来ません。
競走馬の全レースの成績や対象となっている競馬場での成績、左回り右回りでの成績など「利用者の知りたい」をしっかりと理解し情報を提供してくれています。
また気になる競走馬をいた場合、名前をタップすればその競走馬の細かい情報のページを簡単に見ることもできます。過去の全てのレース成績は予想に必要不可欠なので有難いですよね。
吉馬の魅力その2:スピード指数で狙い馬が分かりやすい
吉馬では出馬表だけではなく予想に役に立つ指数も表示してくれています。その精度は他の指数を扱っているサイトにも劣らないもので、上位に来そうな馬をしっかりと見抜くことが可能となっています。サイト内ではスピード指数についてこのように説明されています。
スピード指数履歴紙面は各馬のスピード指数の履歴が掲載されています(最大過去5走分)。ある馬がどのような指数を出しているか、指数の上下幅はどうか、安定した指数をだしているか、近走の指数はどうか等、チェックするポイントはたくさんあります。また、スピード指数だけでなく、先行指数や上がり指数も掲載しているので、スピード指数と先行指数、上がり指数とのバランスはどうかなど注意深く見てみるとよいでしょう。この紙面だけでもある程度の予想は可能といえます。
5走分のスピード指数を表示させることでしっかりとその馬の実力を知ることが出来ます。前走だけだと調子の良し悪しで変動することもあり、全てを知ることはできませんが、ここまで見れるのならば馬の成長具合も判断することができると思います。
上記の画像は2019年11月10日に開催されたG1レースのエリザベス女王杯のスピード指数の画像になります。3番人気ならがらも見事1着になったラッキーライラックの指数を見ると安定して高い数値を叩き出しており、ラッキーライラックよりも人気が高ったクロノジェネシスの不安定さも見抜くことが出来ています。
実際残念ながらエリザベス女王杯ではクロノジェネシスは5着という結果に終わってしまい、前走の走りを再現することはできませんでした。
また7番人気ながらも3年連続で2着になったクロコスミアの能力の高さもしっかりと指数では表示されていることから、その精度の高さは十分見て分かるのではないでしょうか。スピード指数で本命、穴馬を導き出したい人は出馬表と共に確認することをおすすめします。
吉馬の魅力その3:推奨馬の精度の高さ
吉馬ではスピード指数以外にも競走馬の実力を示す「先行力」や「末脚力」なども考慮した紙面を掲載しております。全ての情報を参考にし、吉馬が推奨する競走馬を掲載していますが、その精度はとても高く優秀なものになっています。推奨紙面についてこのように説明されています。
ファクター分析推奨紙面は、スピード指数をさまざまな角度で分析します。予想ファクターは先行指数から算出される「先行力」、スピード指数から算出される、「SP信頼」「SP調整」「SP最大」、そして上がり指数から算出される「末脚力」を使います。さらに、これらの予想ファクターを吉馬中央競馬版独自の理論で分析算出した「SP能力値」で各馬を評価し、推奨馬番を抽出します。
「SP能力値」の評価は総合評価ですが、推奨紙面の各指標は単体でも十分使えます。例えば、先行力では逃げ馬や展開などを予想できます。SP調整が高い馬は非常によく連対しするので、軸馬の選定にはもってこいでしょう。末脚力の高い馬はレースレベルが下がったり、追い込みが有利のペースになれば激走します。穴馬でもマークしておく必要があるでしょう。SP信頼はSP履歴の近走に比重を置いた加重平均ですから、近走の調子を把握するのに役立ちます。あなたの競馬予想に推奨紙面を存分にご活用下さい。
上記の画像も2019年のエリザベス女王杯のものですが、レースの結果は1着がラッキーライラック、2着がクロコスミア、3着はラヴズオンリーユーでした。◎のスカーレットカラーは調教状況があまり良くなく+14kgと馬体重も増えてしまっていたため実力を発揮することができずに、7着という結果でした。
しかし、〇印のラッキーライラック、▲印のクロコスミア、△印のラヴズオンリーユーを見事捉えており参考にするべき予想だと言えます。ダントツの一番人気だったラヴズオンリーユーと2番人気だったクロノジェネシスはまだ3歳で成長途中でした。古馬との対戦成績も少なく不安材料が多いレースでしたが、SP能力値ではその差が表れているようにも思います。
このように複数のファクターを使用した指数で人気に左右されない競走馬の本当の実力を的確に見抜くことができるため利用する価値があると言えます。
まとめ
今回は吉馬というweb競馬新聞を提供しているサイトについて記事で紹介させていただきました。登録の必要もなく完全無料で利用でき、さらに指数や推奨馬など予想をサポートするコンテンツも充実したサイトだと言えます。
しっかりと競走馬の実力を数値で表しており、他の指数サイトと比べてもそん色ない内容となっています。web競馬新聞としてだけではなく、指数を提供するサイトとしても利用する価値はあると思います。