競馬ファンなら「アンカツ」の名前を知らない人はいないでしょう。アンカツの愛称で親しまれる安藤勝己さんは元騎手で、現在は競馬評論家としてコラムを連載したり、競馬ラボではYoutube動画も公開されています。
現役時代から様々なエピソードを持つ安藤勝己さんはTwitterも開設しており、騎手目線でのツイートが非常に参考になるとファンから大人気となっています。今回はそんなアンカツさんについて詳しくご紹介してきたいと思います。騎手時代の活躍から有名なエピソード、競馬予想などについてもご紹介しますので、アンカツさんの予想をこれから参考にしていきたいと考えている人も是非チェックしてみてください。
アンカツ(安藤勝己)プロフィール
現在ではTwitterで競馬評論家として、競馬について様々なTwitterを行っているアンカツこと安藤勝己さん。競馬ファンならその偉業を知らない人はいないと思いますが、中にはTwitterで最近になってアンカツさんを知ったという人もいるかもしれませんので、ここでまずはアンカツさんのプロフィールについてご紹介していきたいと思います。
- 名前:安藤勝己
- 生年月日: 1960年3月28日(59歳)
- 出身地: 愛知県
- 身長:161cm
- 体重:52kg
- G1級勝利:28勝(中央22勝、地方交流6勝)
- 重賞勝利: 117勝(中央81勝、地方DG36勝)
- 通算勝利: 20852戦4464勝
(地方14259戦3353勝、中央6593戦1111勝)
アンカツさんは1976年に公営・笠松競馬場でデビューしました。1978年には初めて笠松競馬場の最多勝利騎手なり、それ以来通算19回、最多勝利騎手となっています。このことは「アンカツ」という愛称と共にその名前を全国的なものにしました。
2003年に中央競馬に移籍し、数多くのG1レースを制しました。2007年と2009年にはJRA最高勝率騎手のタイトルを獲得しています。アンカツさんが移籍したことをきかっけとして、地方競馬出身騎手の中央競馬移籍が続き、移籍の先駆者とも言われています。
2013年、納得の出来る騎乗ができなくなったということを理由にして引退を表明。2012年京阪杯でパドトロワに騎乗した時のことをのちにTwitterで振り返り「京阪杯はもっとやれると思っとった。動かしきれんで納得いかなくて、引退決意したんや」と話しています。
調教師や調教助手になるつもりはないということを会見で明かしており、現在は競馬評論家として様々な雑誌でのコラム連載やテレビ出演もしています。アンカツさんと言えば名前が挙がるのがダイワスカーレットではないでしょうか。最大のライバル・ウオッカと繰り広げた戦いは今でも競馬ファンを魅了してやまない名勝負ですが、Twitterではこんな風に語っていました。
有馬記念週にちなんでダイワスカーレット。名勝負なんて言われてるけど、ウオッカに負けた天皇賞秋がオレの中では最低のレース。ただ、あのハナ差で底力を改めて感じたし、有馬記念で逃げる覚悟ができた。行った馬が全部つぶれるペースの逃げ切りだもんね。時代を先駆けた女傑って言ってもいいでしょ?
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) December 17, 2018
アンカツTwitterが競馬予想に役立つ
アンカツさんは2013年2月16日にTwitterを開設しましたが、2019年11月現在のTwitterのフォロワー数21万人という物凄い数になります。これだけ多くの人にフォローされるというのは、それだけアンカツさんのツイートが話題になっているということです。
騎手ならではの目線から発言されるツイートは他では見られない重要な情報が詰まっている、見逃すことが出来ないものです。多くの競馬ファンがアンカツさんのツイートに注目しているようです。先日の天皇賞・秋についてはこんなツイートをしています。
アーモンドアイ。改めてとんでもない馬。スタート後はスミヨンに強引に入られてヒヤッとしたけど、そんな心配もどこ吹く風。先行馬ペースで前付けした2頭が圏内に残ったけど、その手応えがまるで違う。1分56秒2で走ってやからね。ダノンプレミアムからすれば、相手が悪かったとしか言いようがないわ。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) October 27, 2019
サートゥルナーリアは難しいところある。アーモンドアイの前を取りに行って脚は使ったけど、位置としてはベストやから。ダノンプレミアム、アエロリットを思えばもう少し粘れてて不思議ない。事実として、右回り向きなのかな。ユーキャンスマイルはJCを見据えた好走、ワグネリアンは外枠が惜しまれる。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) October 27, 2019
騎手目線の鋭いコメントは次の予想に活かすことが出来る貴重なものです。時にはこんな、レアな写真も見ることができるようなので競馬ファンは必見でしょう。
対談ついでに、俺から取材もしといた。楽しみやね。 pic.twitter.com/ixLvwTgwOs
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) April 25, 2013
アンカツは本も書いている
競馬評論家として今も競馬ファンから支持されているアンカツさんですが、実は本も書いています。「安藤勝己自伝 アンカツの真実」という本と、「アンカツ日記」という本です。
アンカツさんは東京スポーツ2016年1月1日号に「2016年の競馬界へ」という記事を掲載しており、そこには「どうして外国人騎手はこんなに強いのか」「日本人騎手が凱旋門賞を勝つためには」「若手騎手に行っておきたいこと」という内容が書かれていました。内容を以下で一部抜粋します。
(凱旋門賞を勝つには「経験」が重要という話があって)夏場やったかな。某月刊誌でミルコとの対談企画があったんやけど、その時にアイツも「何をおいても、若いうちはバンバン乗って、いろんな経験をすることが重要」って言っとったわ。
ミルコに言わせれば、日本の若手騎手は海外に比べればかなり恵まれとるそうや。向こうには「減量騎手特典」がないで、日本ほど乗せてもらえる機会は多くないようやでな。アイツの気持ちを代弁すれば「せっかく減量の恩恵を受けているんだから、そのチャンスを生かせ。そして自分をもっとアピールしろ」ってことなんやないかな。
いずれにしても、乗り数をこなすのは絶対に必要なこと。その点、俺の若いころ、公営時代は恵まれとったわ。JRAみたいに土日だけじゃなく、年がら年中、競馬開催があるんやからな。とにかく馬に乗ることに困ったことはなかったし、そこで得たもんが後々になって生きることになったわけや。
若い騎手たちに俺から言っておきたいことはただ一つ。「チャンスがない」ってこぼす暇があったら、ひと鞍でも多く乗るための努力を最大限にしろってこと。
アンカツさんの著書に競馬予想に直接的に関わることが書いているということではないようですが、競馬ファンにはたまらない内容となっています。また、アンカツさんが語る「競馬」について知ることでまた自分の予想に変化が現れるかもしれません。
アンカツの競馬予想はどこでチェック出来る?
アンカツさんは東京スポーツ新聞で「GⅠはアンカツに聞け!!」というコラムを2013年から連載していますが、結果はかなり絶好調。
JRA・GI開幕戦「フェブラリーS」を4年連続で手中に収めたのを皮切りに「高松宮記念」「大阪杯」「桜花賞」「皐月賞」と立て続けに神指南! 上半期を締めくくる「宝塚記念」もきっちり仕留めました。
「スプリンターズS」は「決め脚では『頭』の魅力はある」と評価したタワーオブロンドンが差し切りGI初制覇。「『頭』を取る可能性も感じる」としたモズスーパーフレアが半馬身差の2着、「確実に上位には顔を出すタイプ」と軸馬に推奨したダノンスマッシュが2着にクビ差の3着と読み通りの展開になりました。
引用元:東スポWeb
このようにかなりの結果を残しているのです。JRAのトップジョッキーとして名を馳せたアンカツさんは他の競馬評論家に比べ、非常に馬を見る目に優れています。元騎手のこのような予想を見ることが出来るというだけでもとても貴重です。
競馬予想が苦手という人は、アンカツさんの上記のようなコラムやTwitterを詳しくチェックするのがオススメですよ。また、競馬ラボではアンカツさんの独占インタビュー動画や、アンカツさん予想印なども公開されています。
イベント動画などもあるので、気になる人はチェックしてみるのがオススメです。競馬ファンなら楽しめる内容になっています。
まとめ
以上、アンカツさんについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。ただの競馬評論家ではなく、元騎手、しかもトップジョッキーということで非常にファンからも注目されています。
アンカツさん独自の予想方程式を参考にして、馬券的中率や回収率を高めてみてくださいね。まずは無料でチェック出来るTwitterやYoutube動画からチェックしてみるのがオススメです。